• 四天王寺東中学校 合格

※本記事は2025年2月26日におこなった取材をもとに執筆しています。

放送部に入るための学校選び

編集部
中学受験をしようと決めた理由は何だったのでしょうか？

Yさん
地元の中学校が荒れているのと、行きたい部活がなかったからです。

編集部
行きたい部活とは？

Yさん
放送部です。小学生向けの朗読コンクールで全国大会に出たことがあるんですけど、そこで入賞できなかったのが悔しかったんです。朗読が楽しくて好きなので、中学校で放送部に入ってまた全国大会に出たいと思っています。

編集部
素敵ですね。では、放送部ありきで受験校を決めた感じですか？

Yさん
はい。放送部がある中学校をいっぱい見学しました。

編集部
その中で、四天王寺東を第一志望に決めたのはどうしてでしょう？

Yさん
四天王寺東の高等部は大阪の大会でトップ3に入っていたり、大阪代表に選ばれる部員もいて実績がありました。そして先輩達が明るくて、優しそうでした。

編集部
放送部にも見学に行ったんですね。

Yさん
はい、行きました。あとは、校舎が新しくて綺麗だったのと、なんか自分にあってそうだと思いました。見学に行ったら、いつも友達ができるんです（笑）

小学校時代の楽しみを諦めない受験を目指し個別指導塾へ

編集部
受験勉強は個別指導塾のワンステップと、進研ゼミのチャレンジタッチを併用して進めたのでしょうか？

Yさん
進研ゼミは小さい頃からやっていて、小学校6年生の中頃くらいまでずっと続けました。特にAIトレーニングが役立ったと思います。
ワンステップには自習室もあるので、毎日のように行っていた時期もありました。

編集部
受験勉強を振り返って、どうでしたか。大変でしたか？

Yさん
大変だったです。算数が苦手で、解けなくてもう泣いてました（笑）

編集部
苦手な算数はどんなふうに勉強したんです？

Yさん
塾の先生に教えてもらったり、自習しに行ったりで、それで克服はまだしてないかもしれないけれど、マシにはなりました（笑）

編集部
お母様にお聞きしたいのですが、集団塾ではなくて、個別指導塾を選んだのはどうしてでしょう？

Yさんのお母さん 
個別指導塾はものすごく融通がきいたんです。この子は得意分野もあったので、苦手分野を中心に授業時間を組んでもらえました。

これは娘と話して決めたんですけど、名門を目指すようなガツガツ系の受験をする気はなくて、他の習い事も続けたいし、友達とも遊びたいし、小学校生活を楽しみながらできる受験っていうのをうちは目指したんですね。

そのことを考えたときに、塾は大手集団塾ではなくて、個別指導塾で志望校合格のために必要な授業をお願いしたっていう感じなんです。塾を探したときの条件は、できるだけ小規模で、1対1で教えてもらえる個別指導塾でした。

編集部
なるほどですね。日々の楽しみを諦めずに、苦手分野や志望校特化の授業をしてもらったんですね。

Yさんのお母さん 
小学校時代は、勉強以外にもさまざまな体験をさせたいと考えていて、職業体験に連れて行ったり、フリマをやったり、縁日をやったりと学校では学べないようなことに割く時間も作ってあげたいと思っていました。

なので、フリマで値札付けをしたり、看板を作ったり、いろんなことを一緒にしました。ポケモンカードも大好きなので大会に出たり（笑）習い事も今でも続けていますよ。

編集部
受験直前期も習い事を続けたんですか？

Yさんのお母さん 
はい。英語やピアノ、朗読をずっと続けています。

学校についての情報収集を徹底

編集部
受験のサポート面で、お母様が一番努力したことは何でしょう？

Yさんのお母さん 
そうですね、放送部がある学校を探して、学校の特徴を把握した上で選べるように娘が欲しがる情報をとにかく集めました。 高校受験とか大学受験になると、自分で情報を集めると思うんですけど、まだ小学生なのでそこは親がやるべきだなと。決めるのは娘なので、私は判断材料を提供するために努力したって感じですね。

編集部 
その情報は、どこで得たものが良かったですか？

Yさんのお母さん
学校主催の「個別相談会」です。高等部に上がった後のカリキュラムや進学先などを具体的に聞くことができました。中学受験がゴールではないので、うちは娘と将来の仕事や大学についていろいろ話しているんです。

娘は将来こういう仕事をしたいというのはまだ決まっていませんが、なんとなく「こういうことがしたいね」という話は出ていて、そのためにはどんな大学を目指せばいいかを逆算して考えたときに、高等部の情報がとても役立ちました。