【中学受験体験記 親子インタビュー】慶應義塾湘南藤沢中等部・洗足学園中学校 帰国生入試 合格のRさん
2025.06.05

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慶應義塾湘南藤沢中等部 帰国生入試 合格
- 洗足学園中学校 帰国生入試 合格
親子インタビュー

Rさん
通っていた塾
- 早稲田アカデミー
- 帰国子女アカデミー
中学受験することを決めた時期
小学3年生
受験生活で心に残っていること
毎日朝から自習室に行って、友達とみんなで勉強をして、分からないところを教えあったりした毎日が楽しかった!
※本記事は2025年2月19日におこなった取材をもとに執筆しています。
目次
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帰国生入試(国語・算数・英語の3科目受験)に挑むため、2つの塾を併用
編集部
中学受験の勉強を始めたのは、何年生の時ですか?
Rさん
勉強が好きで小学校1年生の時から塾には通っていました。そしたらどんどん楽しくなってきて、3年生くらいの時に「何か目標を持って努力したい」と思って受験勉強を始めました。
編集部
帰国生入試に向けて、どんな対策をしたのでしょう?
Rさん
4年生の時にロンドンから帰国して、最初は「帰国子女アカデミー」に通いました。帰国子女アカデミーは4、5年生のうちは英語力を保つための授業をしてくれて、6年生になると受験対策をしてくれます。
国語・算数の2科目は「早稲田アカデミー」で勉強しました。
編集部
2つの塾に通って、大変だったのでは?
Rさん
楽しかったので、毎日早稲アカの自習室にも通いました。
編集部
受験生活が「楽しかった」と言えるのは、すごいことだと思うのですが、例えばどういったことが楽しかったのでしょう?
Rさん
正解するのも楽しいんですけど、苦手単元を復習することでどんどん自分の得意になることが増えていくことが楽しかったです。
早稲田アカデミーへの転塾

編集部
4年生の冬に他の塾から転塾して、早稲アカに通うことにしたそうですね。早稲アカを選んだのは、どうしてでしょう?
Rさん
早稲アカは合格ハチマキを巻いたりして、合格に向けてみんなで取り組む感じの塾なのでいいなと思いました。
編集部
実際に早稲アカに入って、どうでしたか?
Rさん
先生がいつも応援してくれていて、事務室に行ったら、すぐに質問に答えてくれました。自習室で英語の勉強をしてもいいって言ってくれたので、早稲アカでも英語の勉強もさせてもらいました。
編集部
早稲アカでの受験生活、どんなことを思い出しますか?
Rさん
同じクラスの友達3人で、分からない問題を塾のラウンジで教えあったり、励まし合って過ごしたことが楽しかったなと思います。
先生も熱心で、毎回テストの後に面談がありました。「どういったところがいけなかったか」「次にどう活かそうか」ということを先生と話し合いました。
編集部
一番、印象に残っている先生は?
Rさん
国語の先生です。
私は国語の点数に波があって、高い時もあれば低い時もあって、安定しなかったことに苦労しました。でも、文章を区切ったり、構成を理解して主張を見極めることができるようアドバイスしてくれました。先生のおかげで、だんだん点数の波がおさまって、高い点数を取れるようになりました。

中学受験を経た「心の成長」
編集部
お母さんにお聞きします。受験期の娘さんの様子はいかがでしたか?
Rさんのお母さん
うちは塾を地元の小学校に近い塾にしなかったんです。学校で偏差値の話しをしてほしくなかったので、早稲アカの違う校舎に入れました。
そのことで塾友がたくさんできて、勉強でつながる良い友達ができたのではないかなと思っています。塾の先生との関わりも含め、社会勉強の一つにもなったかなと。
編集部
改めて、中学受験をしたことについてどう思いますか?
Rさんのお母さん
中学受験は家族の絆も深まりますし、無駄なことは一つもなかったなと思います。
例えば、受験で自分が不合格になってしまった場合のことも簡単に想像できたんですよね。真剣な勝負をしたからこそ、周りの子で残念な結果の子がいたとしても、いたわりの気持ちを持つことができた。そういった心の成長という意味でも、受験を通してさまざまな機会を得ることができたと考えています。
編集部
最後に、受験を終えた今の気持ちを一言お願いします。
Rさん
お姉ちゃんが慶應に通っているのですが、お姉ちゃんは私が慶應に行きたいと思った一番の理由で、見本なので感謝しています。お姉ちゃんみたいに部活を頑張りたいです!
Rさんのお母さん
学校生活を謳歌してほしいですね。
取材後記
インタビュー中、「楽しかった」という言葉が何度も出てきたのが印象的でした。
塾に行くのが楽しい、友達と教えあうことが楽しい、得意が増えることが楽しい。
忙しく、ストレスを抱えがちな受験生活の中で日々を楽しんだRさん。どんなことでも明るく前向きに取り組むRさんの姿は、「受験生活に無駄なことは一つもない」というお母様の考えからきているんだなと思いました。