親子インタビュー

【中学受験体験記  親子インタビュー】東海中学校、高田中学校、春日丘中学校、名古屋中学校 合格のTさん

2025.05.30

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親子インタビュー

親子のアイコン

Tさん

通っていた塾

  • 西塾

中学受験することを決めた時期

小学3年生の時

中学受験を振り返って一言!

第一志望の学校に入れたので達成感が大きいです

※本記事は2025年4月28日におこなった取材をもとに執筆しています。

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目次

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自由な校風と部活に惹かれて。東海中学校を含め計4校に合格

編集部
東海中学校を含めて、4校に合格したそうですね。第一志望は東海中学校だったんでしょうか?

Tさん
はい。

編集部
東海中学校を受験をしようと思った理由は何ですか?

Tさん
部活の数が多いのと、自由な校風で楽しそうな学校だったから行きたいと思いました。

編集部
部活が多いというと、スポーツが有名なんでしょうか? 

Tさん
うーん…というよりも、文科系が結構多くて、他の学校にはない部活もいろいろあったりしたので、楽しそうだなと思いました。

編集部
入りたい部活は決まっていますか?

Tさん
オーケストラ部と陸上部に入りたいです。

THE・昭和!? 西塾ならではの熱血指導

編集部
西塾という塾に通っていたと聞いています。西塾には何年生のときに入ったんですか?

Tさん
3年生の10月ぐらいに入りました。

編集部
何教科勉強したのでしょうか。

Tさん
国・算・理・社の4教科です。

編集部
苦手な科目はありましたか? 

Tさん
苦手だったのは理科です。物理の“てこ”とか、化学の水溶液も難しかったです。

編集部
苦手はどうやって乗り越えましたか。

Tさん
東海の過去問を何回もやったり、他の問題集もやったり。積み重ねていった感じです。

編集部
西塾の先生はどんなアドバイスをくれましたか?

Tさん
わかんない問題は全部教えてもらいました。一日に何回も問題を出されて、同じ問題を覚えさせられました(笑)

編集部
塾の先生と一緒に反復練習をしていたんですね。西塾での塾生活はどうでしたか?

Tさん
4年生のときは、半分遊びながら半分勉強みたいな感じで楽しかったけど、6年生になってからはちょっときつかったです。最後のほうは体力も削られてきて、結構きつくて。早く終わりたいなあってずっと思っていました。

編集部
それでも頑張れたのはなぜでしょうか?

Tさん
3年生からいろいろ積み重ねてやってきて、ラスト1ヶ月になったときに辞めるのはもったいないので。もうあと1ヶ月やり切る、みたいな気持ちでやっていました。

鞄につけた合格祈願のお守り
Tさんからの提供写真

編集部
今振り返ると、西塾はどんな塾でしたか?

Tさん
けっこう昭和な塾でした(笑) 先生の言葉遣いも悪いし、こう、独特な塾でした。

編集部
カツを入れてくれるような感じでしょうか?

Tさん
そんな感じです。やらなかったら結構言われる、みたいな。

編集部
Tさんはどんなときに怒られたんですか。

Tさん
宿題をやんなかったときとか、「覚えろ」って言われた問題を覚えてないときとか。結構怒られました。もう、怒鳴り散らかされました。

編集部
先生に怒鳴られたときに、「もうこんな塾やめてやる」とは思わなかったのでしょうか。

Tさん
それは思わなかったんですね。怒鳴られても、特になんも思わない(笑)

編集部
印象に残っている授業はありますか?

Tさん
授業の最初に「フラッシュカード」っていうのを30分ぐらいやってたのが一番印象に残っています。社会の歴史の年号とか、あとは理科の植物のフラッシュカードが多かったです。

編集部
西塾ならではの指導方法ですね。 フラッシュカードは役に立ちましたか?

Tさん
めっちゃ役に立ったと思います。 歴史の年号は今でも全部覚えてます。

編集部
すごい!じゃあ大化の改新は?

Tさん
645年です。もう何十回も言った覚えがあります(笑)

受験期でも工夫しながら大好きなサッカーを継続

編集部
習い事としてクラブチームのサッカーをやっていたそうですね。サッカーは何歳頃始めたんですか?

Tさん
年中か年長ぐらいからです。

編集部
何年生まで続けていたんでしょうか。

Tさん
サッカーは今もやってます。

編集部
すごい! 今も続けているんですね。サッカーと受験勉強を両立させるのは大変だったと思いますが、サッカーを辞めなかったのはなぜですか? 

Tさん
普通に自分がやりたかったのと、あとは楽しいからです。 

編集部
サッカーと受験勉強を両立するために工夫したことはありますか?

Tさん
サッカーで塾を休むときは、先に塾でやる単元のプリントをもらって、家で全部やって、サッカーに行って、その後また塾に行くっていう感じでした。

編集部
お休みする日のプリントを前もってもらって、家庭学習でカバーしていたんですね。

Tさん
はい。

編集部
お母さんもサッカーと中学受験を両立させたいと思っていらっしゃったのでしょうか。

Tさんのお母さん
そうですね。勉強だけの生活にしたくなかったんです。

編集部
両立する上で、お母さんが工夫したことは何でしょうか。

Tさんのお母さん
やはりスケジューリングです。模試と試合がかぶったらどうするのか、とか。サッカーの合宿は6年生の12月まで参加したんですけど、行くべきかどうかの判断は、私も結構考えました。

編集部
塾の先生にも相談しましたか?

Tさんのお母さん
「本人の納得するかたちで」って言ってくれる塾なので、そこはありがたくて。もうこちらで全部決めました。

編集部
合宿に行く・行かないというのは、どういったところで判断したんですか?

Tさんのお母さん
向こうでの生活がどんな感じなのかとか、午前中だけ塾を休めば出られる試合なのかとか、そのあたりですね。6年生のときの合宿は1泊だったんですが、チームのみんなとは泊まらずに、こちらでとったホテルで勉強をします、とか言って。

編集部
サッカーだとチームプレーという点でも大変だったのではないでしょうか。 

Tさんのお母さん
そうなんです。休んだらチームに迷惑がかかるしっていうプレッシャーもありつつ、コーチにも相談しつつ、決めました。

朝6時に塾からモーニングコール!ラスト1ヶ月は夜9時まで猛勉強

参考書でいっぱいの本棚
Tさんからの提供写真

編集部
入試当日、やっぱり第一志望校は緊張しましたか?

Tさん
全然しなかったです。

編集部
それはなぜでしょうか?

Tさん
どんな問題が出るのかが楽しみでした。

編集部
それまでの過去問で手応えがあったんですか?

Tさん
いや、なかったですけど、最後の1月は結構やっていたので、どんな問題が出るかなぁっていうのはちょっと楽しみでした。

編集部
最後の追い込みで、自分なりに頑張ったという自覚があったんですね。受験間際には、どれくらいの頻度で塾に通っていたのでしょうか。

Tさん
毎日です。毎日先生がいて、毎日授業もありました。

編集部
毎日とはすごいですね。1日のスケジュールを教えてもらえますか?

Tさん
朝6時に塾の先生から電話がかかってきて、そこから勉強スタートで、9時ぐらいになったら塾に行って、夜の9時まで勉強でした。

編集部
すごく手厚いですね。先生は生徒みんなに電話をかけてくれるんですか?

Tさん
みんなです。全員で7人ぐらいだったので。

編集部
みんなで頑張って駆け抜けた中学受験だったんですね。当時、塾はどんな雰囲気でしたか。

Tさん
午前中に眠すぎて、たまに寝落ちする人がいたり、先生もたまに寝てたり(笑)

編集部
先生も! そんな時はなんて声をかけるんですか?

Tさん
そのときは自習とかなので、誰も声をかけてなかったです。 

編集部
そっとしてあげていたんですね。受験生活を振り返って、一番思い出すのはどんなことでしょうか。

Tさん
やっぱ、合格したときのことです。 あとは1月の毎日の生活とか。

編集部
塾でそれだけ濃い時間を過ごしたんですね。

気持ちで負けないよう、お母さんも全力サポート

編集部
お母さんから見て、西塾はどんな塾でしたか?

Tさんのお母さん
先ほど「昭和」という話がありましたが、本当に今の時代にないぐらい、先生も熱くて、それこそ言葉遣いも悪くなるぐらい、熱くやってくださる暖かい塾だなと思います。 

編集部
西塾はしっかりサポートしてくれる塾のようですが、お母さんはお子さんにどのようなサポートをしていましたか?

Tさんのお母さん
スケジューリング面ですね。一応何をやってるのかを把握して、どの程度、どのぐらいの時期までに、このぐらいできるっていうのは見るようにしていました。

編集部
受験の終盤は毎日塾に通っていたようですが、お子さんの様子を見ていてどうでしたか? 

Tさんのお母さん
1月に入って塾が毎日になったときに、「この生活慣れるのかな?」「1ヶ月、長そうだな」とは思いましたけど、「今日は塾に行かない」とかそういうことはなかったので、弱音を吐かないうちは、こちらからは何も言わず、サポートだけをしようと思っていました。 

編集部
受験生活において、心がけたことはありますか?

Tさんのお母さん
子どもがネガティブ思考にならないことだけは気をつけていました。怒ったりすることもありましたが、もうこのままじゃダメだとか、そういう気持ちにさせないように心がけました。

編集部
たとえば模試の成績が悪かったときなどでしょうか?

Tさんのお母さん
もともとそこまで模試の成績が悪くても、悪くなくてもそんなに変わらない子ではあるんですけど、いざ本番ってなったときに、気持ちの面で負けてしまうと本当の実力を出せなくなってしまうので。本当の実力を出すためにも、気持ちの面のサポートはちゃんとしておきたいなと思ってましたね。

編集部
気持ちの面のサポートとして、具体的にどんなことをされていましたか?

Tさんのお母さん
1校目を受けたときに、周りの子が「頭よさそうに見えた」みたいなことを言ったんで、「あ、これはちょっとダメだな」と思って。その時点で気持ちで負けてたら絶対負けちゃうので、そういう弱音を吐いたときには「大丈夫だよ」って言えるような問題を解かせるとか、自信が持てるような教材を渡してみるとかしていました。

編集部
では、お母さんの方で教材も把握されていたんですね。

Tさんのお母さん
一応何を解いているかは把握はしてたんですけど、1月はほぼ家にいなかったので、「あの範囲、大丈夫?」くらいしか言えなくなってたんですけど。どこが苦手で、どこが得意で、どこに自信があって…ぐらいは把握していました。 

編集部
中学受験をしてよかったと感じることは何でしょうか。 

Tさんのお母さん
本番までの3年間っていうのは、子どもにとってすごい長いと思うんですが、そんな長い期間、ずっと1つの目標に向かって頑張れたので、結果がどうであれ、頑張った過程を得られたことが最大のメリットだと思います。

あと、点数というわかりやすい結果が出るので、どれだけ頑張れたとか、これが足りなかったっていうのも自分で納得できる。長い期間の頑張りが見えることもメリットだと思います。

編集部
中学受験を通して、お子さんのどんなところに成長を感じますか?

Tさんのお母さん
やはりサッカーとの両立もあったので、時間の使い方がどんどんわかってきて、好きなこととやらなきゃいけないことのメリハリをうまくつけられるようになったなと思っています。

編集部
お母さんのサポートあってこそですね。今振り返ってみて、中学受験はどうでしたか。

Tさんのお母さん
大変でしたけど、どちらも納得するかたちで終えられました。あとは何より、親も含めて時間のメリハリのつけ方がどんどんうまくなったこともメリットじゃないかなと思います。 

Tさん
Tさんからの提供写真