【中学受験体験記 親子インタビュー】滝中学校・南山中学校女子部など全勝合格のUさん
2025.07.09

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親子インタビュー

Uさん
利用した学習サービス
- 日能研
- 国語の個別指導塾
受験校を選んだ観点
共学で文武両道であるため
中学受験を終えた今、一番印象に残っていること
塾に行く前に友人とオヤツタイムを毎回していたこと
※本記事は2025年6月28日におこなった取材をもとに執筆しています。
目次
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「お姉ちゃんみたいに楽しみたい!」憧れから始まった中学受験
編集部
中学受験をしようと思ったきっかけを教えてください。
Uさん
姉が中高一貫校に通っていて、その学校生活がすごく楽しそうだったのがきっかけです。部活も勉強も遊びも充実しているようで、私も同じような経験をしたいと思いました。
それと高校受験だと、中学校でも塾通いが必要になるので、部活や遊びとの両立が難しくなると思ったからです。姉のように部活も遊びも謳歌したかったので、中学受験を選びました。
編集部
お姉さんが中学受験の勉強をしている姿も見てきたと思うのですが、勉強が大変そうとは思いませんでしたか?
Uさん
あまり思いませんでした。それよりも、楽しそうな学校生活を送っていることの方が印象的でした。
編集部
塾は日能研に通っていたそうですが、どんな塾でしたか?
Uさん
楽しくて、ちゃんと勉強をしっかりと身につけられる塾でした。先生は一方的に教えるんじゃなくて、みんなの意見をちゃんと聞いて、一人ひとりが発言できるようにしてくれました。全部の授業が楽しかったです。


苦手な国語は「個別指導」で克服。読解力アップが全教科の成績を押し上げた
編集部
得意な科目、苦手な科目は何でしたか?
Uさん
得意な科目は理科で、特に物理が好きでした。理屈がちゃんとあって、それを理解しやすいところが面白いと思いました。
苦手な科目は国語で、記述問題を書くのが難しかったです。
編集部
5つの中学に合格されていますが、受験校全て合格だったのでしょうか?
Uさん
はい、そうです。
編集部
すごいですね!もともと勉強は得意だったのですか?
Uさん
あまり得意ではありませんでした。
Uさんのお母さん
国語の個別指導塾を増やして半年くらい経った5年生の夏休み頃から、全教科の成績がだんだん上がってきた感覚がありました。国語力がついたことで、他の教科の問題文の理解も深まったのだと思います。
編集部
個別指導塾を何年生の頃に増やしたのでしょうか?
Uさん
小学校4年生の2月頃から週に1回通い始めました。
編集部
個別指導で、どのようなことを勉強しましたか?
Uさん
国語の文章を読んで、記述問題を解く練習をしました。先生が丁寧に一つ一つ教えてくれたおかげで、国語の問題が解きやすくなりました。
編集部
苦手だった記述問題に対して、テクニック的なことも教わりましたか?
Uさん
はい、句読点で区切って番号をつけたりするテクニックを習いました。選択問題の時に、句読点で区切って判断することで、他の部分を読む時間を省けるので役立ちました。
編集部
成績が上がって、志望校のレベルに到達した時の気持ちはどうでした?
Uさん
嬉しかったです。それまでは滝中学校は難しいかなと思っていましたが、みんなのレベルに達したと感じました。

お母様のスケジュール管理と、合格を掴むための「ご褒美」
編集部
お母様にお伺いします。お姉さんの中学受験も経験していらっしゃって今回は2人目。また心持ちも違ったのかなと思うのですが、どうでしたか?
Uさんのお母さん
そうですね。姉とタイプが全然違ったので、関わり方も全く違いました。
この子は一人でコツコツやるタイプだったので、塾の自習室を活用して、塾の先生と完結させるような感じでやっていました。ただ、家庭学習のスケジュール管理はやはり必要なので、塾の合間に宿題やテスト直しをどう組み込んでいくかなどは考えて、リスト化したりしていました。
編集部
スケジュール管理で、こうやったら上手くいったという方法があれば教えて頂けますか?
Uさんのお母さん
ちょっと子供っぽいことなんですけど、好きなキャラクターのシールをパソコンで作ったカレンダーに貼っていく、というのは意外に喜んでやっていました。
毎日シールを貼る欄があって、その中でも自分がすごく頑張ったと思える日や、テストが良かった日には、特に好きなキャラクターのシールを貼る、というルールです。受験前の3〜4ヶ月間くらい、気分を乗せるためにやっていました。

編集部
楽しい工夫ですね。志望校がお姉様と同じということで、プレッシャーはありませんでしたか?
Uさんのお母さん
ありました。本人も頑張っているので行かせてあげたい気持ちがありましたが、こればかりは結果がどうなるかわからないので。お姉ちゃんの時以上になんだかハラハラしました。
編集部
これから、娘さんにどんなふうに学校生活を過ごして欲しいと思われていますか?
Uさんのお母さん
せっかく入った学校なので、勉強も部活も遊びも全力で楽しんで、いい学校生活を送ってくれたら嬉しいなと思ってます。
編集部
受験を頑張った今、どんな気持ちですか?
Uさん
学校生活が楽しくて、入って良かったなと思っています。
編集部
最後に、これから中学受験に向かう受験生へアドバイスをお願いします。
Uさん
自分にご褒美とかをちゃんと作って勉強したらいいと思います。私はシールを貼ったり、勉強の合間に少しの休み時間を作ったりして、ちゃんとリフレッシュするようにしていました。
取材後記
特に印象的だったのは、個別指導塾で国語の読解力を強化したことが他のすべての教科の成績を押し上げたという事実です。多くのご家庭にとって、ヒントになるのではないでしょうか。
また、Uさんを支えたお母様のサポート術も非常に示唆に富んでいました。遊び心のある「ご褒美シール」が日々のモチベーションを支えたのでしょうね。
戦略的なアプローチと日々を楽しむ工夫。その両輪が、志望校の合格につながったのだと感じました。