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【日能研の口コミ情報】入試直前に志望校変更!親子の心を溶かした日能研の「伴走力」

2025.08.26

日能研の口コミ・評判

小学校2年生から大手集団塾 日能研に通い、第一志望の成城学園中学校に合格した息子さんを持つRさんにお話を伺いました。

日能研のテキストの魅力、思春期の息子さんに寄り添った先生方のサポート、そして受験直前期に下した大きな決断について、リアルな経験談をお届けします。

お話を聞かせてくれた人

日能研の口コミインタビュー

Rさん(50代女性 会社役員 神奈川県在住)
・2025年に息子さんが成城学園中学校に合格
・日能研に小学2年生から通塾

※本記事はツナガル中学受験と提携する企業のPR情報を含みます。 広告収益がどの商品・サービスを掲載するか、どこに掲載するかに影響を与える可能性はありますが、 記事の内容や商品・サービスの評価は独自に行なっています。

目次

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きっかけは“学童代わり” 夢中になった「新しい知識との出会い」

―― まずは、数ある塾の中から日能研を選んだきっかけを教えていただけますか?

もともと中学受験には全く興味がなかったんです。ただ、ご近所に日能研に通っているお子さんがいて、そのお母さんが「日能研はいいよ」と絶賛されていて。ちょうど息子が小学校2年生の時、コロナ禍などもあって学童に行かなくなり、放課後の居場所を探していたのが始まりです。

―― 受験目的ではなく、まずはお子さんの居場所としてだったのですね。

ええ。それで、ママ友の勧めもあって夏期講習に参加させてみたら、本人が「すっごく楽しかった!」と言って帰ってきたんです

―― 何が楽しかったのでしょうか?

当時、学校のクラスが少し落ち着かない状況だったようで、息子に理由を聞くと「日能研では、みんながちゃんと席に座って、真面目に授業を聞いていたのが良かった」と。落ち着いた環境で授業を受けられたこと自体が、新鮮で楽しかったようです。

―― 環境の力は大きいですね。

それに加えて、知らないことをたくさん教えてくれるのが面白くて仕方なかったみたいです。「水と油がなぜ混ざらないか」とか、小学校では習わないような知識に触れて、「塾に行くと新しいことを学べる!」という知的好奇心をくすぐられたのが、一番の原動力だったと思います

―― なるほど。そこから本格的に中学受験へと舵を切られたのですね。

そうですね。低学年のうちは、週1〜2回で費用も安く、習い事感覚というか「先取り学習」のつもりでした。でも5年生くらいになると、周りも本格的になり、息子自身もここまで続けたなら…という気持ちになってきて。

同時に、公立中学の現状を聞く中で、尊敬できる先生に出会える環境で学ばせてあげたい、という思いが強まり、親子で受験に向かうことを決意しました

考えさせる工夫が詰まった、反復しやすいテキスト

日能研の中学受験入試問題の解説
各校の入試問題に込められた出題意図を読み解く解説
画像引用:日能研公式ページ

―― 日能研の授業や家庭学習はどうでしたか?

日能研では、塾の授業でじっくり考えさせる問題に取り組んで、その類似問題の宿題をやるという流れが整っていました

分からない問題にぶつかった時、授業で使ったテキストを見返せば、そこに詳しい考え方が載っている。解説がとても丁寧なんです。だから、ただ答えを写すのではなく、子ども自身が「どうやって解くんだっけ?」と考える癖がついたように思います。その反復練習が、学力の定着に繋がったのではないでしょうか。

―― 息子さんは、日能研の先生に関してどのような話をしていましたか?

例えば社会の先生は2年生から6年生までずっと同じ先生が担当してくださって。親子共に、先生方をとても信頼していました。子どもが先生を「嫌だ」とか「怖い」と言ったことは一度もなかったですね。

入試まで3ヶ月!6年生11月の「やっぱり共学に行く」宣言

―― 先生方のサポートで、印象に残っていることはありますか?

実は、6年生の11月頃に、息子が突然「やっぱり共学の学校がいい」と言い出したんです。それまでずっと、近くにある中高一貫の男子校に憧れていて、私たち親もそのつもりで応援してきたので、本当に驚きました。

―― 入試直前の大きな方向転換ですね。

ええ。親としては「今まで、男子校に行くために頑張ってきたのに!」という気持ちが強く、どうしても息子の意見を受け入れられなくて…。夫婦で途方に暮れて、日能研に駆け込みました。そうしたら、先生方が私たち親に対して、ものすごく時間をかけてカウンセリングをしてくださったんです

―― お子さんではなく、親御さんへのカウンセリングですか?

はい。日能研は授業を教える先生と、教室運営や生徒のメンタルケアをするスタッフの方が分かれているのですが、その両方の先生が親身になって話を聞いてくださいました。「今その気持ちが出てきて良かったですよ。入学後、そうなってしまうより、ずっといい」と励ましてくださって。「今、彼が自分の気持ちを正直に言えたのは、とても良いことです」と。

―― 親の気持ちをまず受け止めてくださったのですね。

そうなんです。先生は息子の普段の様子を本当によく見てくださっていて、「彼はリーダーシップでぐいぐい引っ張るタイプというより、周りと穏やかに関われる子。女子とも穏やかに話せるので、彼の選択は合っていると思いますよ」と、客観的な視点からアドバイスをくださいました。その言葉に、私たち夫婦も「息子の性格を考えると、確かにそうかもしれない」と、だんだんと思えるようになって。

親だと、どうしても「こうなってほしい」という理想を押し付けてしまいがちですが、先生方が上手に私たちの心を溶かしてくださったおかげで、最終的には納得して息子の決断を応援できるようになりました。本当に感謝しかありません。

―― とはいえ、志望校の変更は、息子さんにとって大きなハードルだったのではないでしょうか。

不思議なもので、12月に新しい志望校を最終決定して、その学校の過去問を初めて買ってきて解き始めたら、息子の心がスッと落ち着いたんです。何かに導かれたように、そこからものすごい集中力で勉強に取り組んで。その勢いのまま12月、1月を駆け抜け、2月1日の入試で、見事合格をいただくことができました。

日能研の最強ツール「Nポータル」

日能研のNポータル(旧:マイ日能研)
画像引用:日能研公式ページ

―― 日能研ならではのツールとして、保護者向けの「Nポータル(旧:マイ日能研)」がありますが、こちらはどのように活用されていましたか?

あれは本当にすごい情報量ですよね。すべてをくまなく見るのは大変ですが、使いこなせばものすごく参考になると思います。

学校選びに役立つ卒業生の感想や、入試当日の様子、部活動の情報まで、本当に何でも載っています。ただ、子どもが一番よく見ていたのは、やはりテストの結果です。

―― 個別のテスト結果が、すぐに反映されるのですか?

そうなんです。テストの解答や解説はもちろん、自分の成績が偏差値と共にすぐに出る。これがすごいなと思いました。

―― 成績がデータとして蓄積されていくのですね。

ええ。それだけでなく、「理科の化学分野のこの部分が弱い」とか、「歴史のこの時代が苦手」といったように、ものすごく細かく分析してくれるんです。「漢字のこの領域が取れていない」といったことまで。自分の弱点が手に取るようにわかるので、復習の計画も立てやすかったと思います。

―― それほどの分析機能が備わっているとは。他の塾ではなかなか聞けないサービスですね。

そう思います。模試の結果分析は、本当に一目瞭然で、素晴らしい機能でした。

日能研の費用・自習室・質問対応

――日能研の費用感については、どのように感じられましたか?

そうですね、大手の中では安い方だと聞いていますし、高いという感覚はありませんでした。それだけ手厚いサポートも受けていましたし、納得感はありましたね。

―― 夏期講習や冬期講習、6年生の直前期の講習などは、すべて受講されたのでしょうか。

はい、すべて受講しました。やはり最後の6年生の夏期講習の請求額を見たときは、「これは、旅行にも行けないな」と覚悟しましたけれど(笑)。

―― 自習室は利用されていましたか?

いえ、うちの子は使っていなかったですね。図書館に行って勉強していました。

―― 日能研の自習室ではなく、図書館を選んだのには何か理由が?

日能研の自習室は、そこまで環境が充実しているという感じではなかったようです。空き教室を使える、というくらいで。飲食も基本的には禁止ですし、息子には合わなかったのかもしれません。

―― なるほど。では、わからない問題があった時の質問については、いかがでしたか。授業の前後などで対応してもらえましたか?

はい。特に6年生の9月以降は、解いてきた過去問などを先生に直接持っていく、というスタイルが本格化しました。ただ、クラスの皆が持っていくので、順番待ちの列ができていましたね。

―― 積極的にいかないと、なかなか見てもらえない環境なのですね。

その通りです。自分から「これを見てください」と持っていけば、すぐに添削してくださるのですが、何もしなければそのままになってしまうかもしれません。息子も、先生に見てもらうために順番を待って、帰りが遅くなることがよくありました。

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―― お仕事をされながら、通塾時のお弁当はどのように準備されていたのでしょう?

私も息子も頑張りました(笑)。朝、お弁当を作る際に、おかずを詰めたお弁当箱を冷蔵庫に入れておくんです。学校から帰ってきた息子が、そのお弁当箱に炊きたてのご飯を自分で詰めて、温め直したおかずと一緒に持っていく、という流れを作っていました。

―― 素晴らしい連携ですね!毎日のこととなると大変だったと思いますが。

正直、喉元過ぎれば…という感じで、当時は必死でしたが、慣れてしまえば大変だった記憶も薄れていくものですね。今となっては、中学生になった息子がもっと遠くまで毎日通っているのですから、あのお弁当生活も良い練習になったのかもしれません。

―― 塾で食べてきてくれると、帰宅後の生活リズムもスムーズになりますよね。

そうなんです。帰ってきたら、もうお風呂に入って寝るだけ、という状態だったので、その点はとても助かりましたよ。

全国展開している中学受験特化の塾 日能研

日能研ロゴ
  • ボリュームゾーン〜中堅上位校の私立中学校の合格実績が高い
  • 復習型の学習スタイル
  • 自習室があり質問をしやすい
指導形式 集団
対応教科 4教科・2教科
対象学年 1〜6年生
費用 月2万2,880円(4教科/4年生)
校舎エリア 北海道、首都圏、愛知・岐阜、関西、中国・四国、九州・沖縄

取材後記

日能研は、ただ知識を教えるだけでなく、子どもの「もっと知りたい!」という好奇心に火を灯してくれる場所。インタビューを通して、その魅力に触れることができました。

詳細なデータで弱点を可視化してくれる「Nポータル」という頼もしい味方がいる一方、入試直前には親の心まで溶かしてくれる先生方の親身なサポートがある。データと人の温かさ。その両方で、子どもと親にそっと寄り添い伴走してくれる安心感が、日能研にはあるようです。