※本記事は2025年3月14日におこなった取材をもとに執筆しています。

大阪女学院中学校・高等学校を選んだ理由

地域柄、親は地元の中学校には行かせたくなかったようです。　そのため、母から「この学校はいいんじゃないか？」と紹介され、大阪女学院中学校の受験を決めました。

私は塾には通っていませんでしたが、英語は得意で、小学生のときに英検3級を持っていました。大阪女学院は英語教育にも力を入れており、英検3級以上の資格を持っていると一部の試験が免除されるんです。

学校説明会にも参加しましたが、先生たちが優しそうだなと感じました。説明会が開催されたのがちょうどクリスマスの日で、クッキーが配られていたのも印象に残っていますね。

大阪女学院中学校はお嬢様学校？入ってみてわかったこと

大阪女学院は「お嬢様学校」というイメージを持つ方も多いんですが、実際に入学してみると全然お嬢様じゃなくって。お嬢様育ちの子もいますが、生徒はみんな気取っておらず、対等な関係でした。　

「動物園」と言うと少しオーバーかもしれませんが、校内はいつも賑やかで活気に満ちていましたね。みんな元気いっぱいで、学年対抗のドッジボールなんて低学年相手でも容赦ないんです（笑）女子しかいないので、暑い日にはスカートをパタパタ扇ぐ女子もいましたね。

一方で、ギャップを感じたのは礼拝の時間です。大阪女学院ではキリスト教教育が行われており、毎日礼拝の時間があります。私は教会に行ったこともないし、キリスト教の教えも知らなかったので、最初は戸惑いましたが、少しずつその教えを受け入れられるようになりました。

いちばん好きだった行事はオシャレして歩き回る文化祭

学校行事のなかでは、文化祭がいちばん好きでした。

文化祭は2日間かけて行われ、1日目は校内で、2日目は校外で開催されます。出し物はクラスや部活動単位で行われて、私がバドミントン部に所属していたときはアイスを売ったりしましたね。

文化祭の期間中は授業もなくて、みんな髪を巻いたり、クラスTシャツを着たり、小さなカバンを持って出店の食べ物を食べながら出し物を見て回ったり……普段できないことができて、とても楽しかったです。まるでユニバのテーマパークみたいでした。

好きだった授業は英語。授業はもちろんすべて英語

英語の授業が好きでした。先生はネイティブで、授業はすべて英語で行われました。英語でディベートもしたのですが、そのときのトピックがとっても面白くて。人がサメに食べられた傷害事件を取り上げて、「サメが悪いのか？人間が悪いのか？」といったことをみんなで話したりしました。

また、本を1冊読んで、「このシーンは何を表しているのか」といったことを口頭で話し合うこともありましたね。

高校の担任の先生も大好きでした。とても親身になってくれて、まるでセカンドファザーのような存在でした。

実は私、最初は英語が全然話せなくて、ディスカッション中心の英語の授業は嫌いだったんです。でも、先生に相談したら「生徒の悩みを解決するのが先生の役目だから、いつでも頼ってくれ」と言ってくれて、休み時間に勉強のアドバイスをくれたりしました。

積極的に生徒と関わろうとする先生で、すごく好きでしたね。

休み時間は友達とひたすらおしゃべり

休み時間は仲のいいグループの友達の席に集まって、ずっとおしゃべりをしていました。さっき受けた授業の話や、恋愛の話をすることが多かったですね。

なかには一人で本を読んでいる子もいましたが、割合としては元気な子の方が多かったです。7割は元気な子、3割は大人しい子、といった感じでした。

人気制服ランキング上位！かわいい制服もお気に入り

大阪女学院の制服は、人気制服ランキング上位にランクインするほど人気です。他校の人から「漫画に出てくる制服みたい！」と言われることもあって、お気に入りの制服でした。

着こなしは何パターンかあって、ジャンパースカート以外に夏スカートとベストの組み合わせも選べます。夏スカートにベスト、そして暑くても長袖シャツを着るのがイケてる女子でした。なんで暑くても長袖シャツを着るのかというと、半袖シャツは丸襟なので、ちょっと幼い印象になっちゃうんです。

大阪女学院中学校・高等学校の卒業生でよかったと思えること

大阪女学院で誇りに思うことの一つは、「国際バカロレアコース」があることです。

国際バカロレアコースは、通常インターナショナルスクールに設置されることが多いのですが、大阪女学院は一条校（一般的な学校）としてバカロレアのプログラムを受けることができるんです。バカロレアのプログラムを受けることで、取得した点数によっては海外の大学や早稲田大学、慶應義塾大学などへの進学も狙いやすくなります。

英検を持っていると受験しやすい、というのが入学のきっかけではありましたが、バカロレアコースに入れたから最終的に国際基督教大学にも入学することができました。

素晴らしい先生にも出会えたし、本当に楽しく過ごせた6年間でした！