【口コミ情報】広尾学園中学校・高等学校の卒業生インタビュー
2025.05.30
卒業生インタビュー

通っていた学校
- 広尾学園中学校・高等学校
プロフィール
中学校では陸上部に所属。卒業後の進路は慶應義塾大学
※本記事は2025年3月14日におこなった取材をもとに執筆しています。
目次
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広尾学園を選んだ理由は?
私はもともと共学の私立小学校に通っていたんですが、5・6年生のときは女子クラスでした。小学校には中学校も併設されていましたが、そこは女子高だったんです。女の子と話すのもすごく楽しかったんですけど、このままだと男の人と喋れなくなるかもと思い、母に「共学の私立に行きたい」と言いました。
ちょうど渋渋(渋谷教育学園渋谷中学高等学校)に行きたいなと思っていた頃に、母の知人から「広尾学園も共学で、渋渋と併願している子が多いよ」という話を聞いたんです。それで、渋渋と併願するかたちで広尾学園を受験しました。
広尾学園ってどんな学校?入ってみてわかったこと
とにかく立地が素晴らしいです。広尾駅から徒歩1分という近さです。広尾駅は六本木と恵比寿に挟まれており、放課後に遊びに行くときも「恵比寿の〇〇に行こう!」とか、普通におしゃれワードが飛び交います。
校舎はガラス張りのビルで、校庭は3階にあります。施設はとてもきれいで、両親が説明会に行ったときには「トイレがきれい!便座があったかい!」と興奮していました(笑) 母曰く、他の女子校の多くは便座が冷たかったみたいです。
同級生は育ちがいい子や落ち着いている子が多かったですね。休み時間は、支給されたiPadを触っている子もいれば、ワイワイおしゃべりをしている子もいました。
だからと言って互いを否定することもなく、それぞれが自立して過ごしていました。校則を破る子もほとんどいません。広尾学園の教育理念は「自律と共生」ですが、まさにそういう子が多かったなと思います。いじめも見たことはないですね。
一方、インターナショナルコースは他のコースとは全然違う雰囲気がありました。インターの子はコミュニケーションもオープンで、英語で話しながらイチャついているカップルを見かけることもありました。
好きだった学校行事は文化祭。苦手なプレゼンも克服
体育祭も文化祭も、派手さはないんですよね。体育祭は室内だったし、文化祭のお店は保護者の方がやってくださいました。でも、それが楽しくもありましたね。
広尾学園の文化祭の特徴は、生徒全員がプレゼンテーションを行うことです。
中学3年生のときには、準備日に教室を装飾し、当日はプレゼンを行いました。プレゼンのテーマは何でもOKで、私は卒業論文の研究経過を発表しました。
高校生のときはビジネスコンテストがありました。たしか私は、洋服のレンタルサービスを提案した気がします。優秀な発表者は後日表彰されるんですよ。
私はもともと人前でしゃべるのが苦手でしたが、先生からプレゼンの作り方や伝え方についてフィードバックをもらえたので、6年間の文化祭を通して随分成長できたと思います。プレゼンは保護者も見に来るんですが、父も「プレゼンなんてできるの?すごいね!」と喜んでいました。
好きだった授業は、“推し”の先生の古典
好きだった授業は古典です。授業内容が面白かったというよりは、先生の顔が好きで推していました(笑)推しの授業だから、良い点とって褒められるぞ!というモチベーションです。
単語テストもめちゃガチってましたね。そのおかげで、大学受験のときは古文を勉強しなくても問題が解けるレベルにまで至りました。
友達とはひたすらおしゃべり。休日はディズニーへ行くことも
休み時間は友達とおしゃべりをしていました。お腹がすいているときは急いで学食にパンを買いに行って、食べているうちに休み時間が終わる、なんてこともありました(笑)放課後もカフェテリアで友達とおしゃべりをしたり、文化祭の時期はその準備をしたりしていました。
プライベートでも男女仲が良くて、試験休みのときなど皆でディズニーランドに行ったこともあります。やっぱり中高の6年間いっしょに過ごすので、仲良くなりやすいんだと思います。
また、違うクラスの子との交流も比較的盛んでした。300人ほどいるLINEのグループ上で、相手が誰かわからないままおしゃべりしたあとに、実際に学校で「あ、〇〇じゃん!」と声をかけられることもありました。LINEをきっかけに交流が生まれるのは面白かったですね。
限られた時間でやりきった!印象に残っているのは文化祭実行委員
高校生のとき、文化祭実行委員をやったことが一番印象に残っています。
出し物の進め方を同じ実行委員の子と練って、クラスの皆に共有して、役割を振り分けました。基本的に先生は学校行事には関与せず、完成したものに対してフィードバックをします。そのため、生徒には実践力が求められます。私は皆を引っ張る立ち位置にいたので、頑張ったなと思います。
ただ、すべてを学校の時間内で決めなきゃいけないのは大変でした。自由時間があんまりない上、学校が閉まるのもちょっと早くて。遠方から通っている子も多いので、学校外で会うのも難しい。打ち合わせの時間があんまり取れなかったのは大変でしたが、その分タスク管理能力やスケジュール管理能力が上がったように思います。
広尾学園の卒業生で良かったと思えること
後輩も先輩も、本当に誇れる人しかいません。そんな活躍している人たちの姿を見ると、私も嬉しいし、頑張ろうって思えます。
私の同期も、中高生のときから学校外で活躍している子が多かったです。卒業後も多くの人が活躍していて、それこそ女性騎手の古川奈穂さんは、私と同じ陸上部の出身なんですよ。
自分自身が憧れられる先輩になれるし、自分で時代を作れる。広尾学園はそんな感覚を持てる学校だと思います。
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