卒業生インタビュー

【口コミ情報】鷗友学園女子中学高等学校の卒業生インタビュー

2025.05.30

【口コミ情報】鷗友学園女子中学高等学校の卒業生インタビュー

卒業生インタビュー

大学生(女性)

通っていた学校

  • 鷗友学園女子中学高等学校

プロフィール

ブラスバンド班に所属。卒業後の進路は青山学院大学

※本記事は2025年3月11日におこなった取材をもとに執筆しています。

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目次

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人気の学校・鷗友学園を選んだ理由

鷗友学園は世田谷区民からすごく人気のある学校で、小学生の頃から「運動会や学園祭が非常に面白い」という話を聞いていました。そういうにぎやかな学校がいいな、ということで鷗友学園を選びました。

学校は家から徒歩30分程度と通いやすいのも、選んだ理由のひとつです。私は6年間ずっと自転車通学でしたが、自転車置き場もかなり広いですよ。

鷗友学園で過ごしたメリハリのある6年間

理想を超えて、すごく充実した6年間を送ることができました。入学前は「女子校はお嬢様っぽいんじゃないか」とか「女子同士が怖いんじゃないか」とか「いじめがあるんじゃないか」っていうのを不安視していましたが、そういうのは一切なくて、一人ひとりが自立していて、やる時はやるし、遊ぶ時は遊ぶというメリハリがしっかりしている学校でした。

学年にもよるんですけど、体育会系と文化系の子は半々ぐらいです。「鷗友は体育会系の子じゃないと厳しいのかな?」という印象を持たれるかもしれませんが、そうでもありません。勉強が好きな子や読書が好きな子もいますし、体育会系でなくても不安に思う必要はないと思います。

校内にはカフェテリアがないので、基本的にお弁当持参です。土曜日だけパン販売のトラックが来るので、みんなで買いに行くという感じでした。最近後輩に聞いたら、オンラインでお弁当が売られていて、前日までに注文すれば当日届くと言っていましたよ。 

鷗友生が一番燃える日。6年目で初優勝をつかみ取った運動会

一番思い出に残っているのは運動会です。鷗友生に「何の行事が一番楽しかった?」って聞いたら、多分9割ぐらいが運動会って答えると思います。コロナ前までは結構な人数の保護者が見に来ていました。

鷗友では“学年色”という学年ごとのカラーがあり、私はピンクの学年でした。みんなでピンクの鉢巻きを巻いて、先生方も全身ピンクで揃えていましたよ。

なかでも、高3の最後の運動会は特に印象に残っています。鷗友は中1から高2までは同じ校舎ですが、高3になると道路を挟んだ別の校舎になるので、1年間すごく疎外感があったんです。運動会だけは唯一楽しめる行事みたいなもので、みんな受験勉強の合間を縫って練習をしていました。

運動会の1~2ヶ月前から始まる朝練・昼練では、みんな朝早く来て、鷗友ならではのムカデ競争やリレーのバトンパスの練習、応援の練習などをしていました。 

中1から高3までの学年対抗のリレーでは、中2 VS 高2といった学年間の対決も起こるので、みんなバチバチです(笑) たまに下克上が起こるんですよね、「中3が高1に勝ったぞ!」とか。上学年は下に負けないよう、本気です。勝つための工夫を考える時間も、授業として用意されていたぐらいです。先生も全面的に協力して、運動会実行委員を中心に練習のスケジュールを組んだりして、みんなで努力していました。

私の学年はずっと負け続けていたんですが、最後の運動会で優勝できて、みんなで号泣しました。それぐらい、みんなガチで挑んでいましたね。

鷗友といえばリトミック!園芸の授業では花や野菜の栽培も

保健体育のリトミックだったり、園芸の授業だったり、鷗友特有の授業が特に楽しかったですね。

「鷗友といえばリトミック」と答える卒業生も多いと思います。普通のダンスの授業と違って、例えば「左手は3拍子で、右手は4拍子」みたいな体操をやるんですね。運動会ではみんなの前で披露しますし、ずっとやり続けたものなので、今でも友達と集まったら踊っちゃうこともあります(笑)

園芸の授業は中1と高1の2年間あります。鷗友の敷地内には畑があり、みんなで農作物やお花を植えたりしていました。私はラディッシュとお花をたくさん植えた記憶があります。校内には緑がたくさんあって、各教室にはお花も飾られています。自然に触れる機会が多かったですね。

宿泊イベントに3日に1回の席替えetc…友達ができるきっかけがたくさん

中学に入学して早々、山荘に泊まるイベントがありました。山の中に鷗友の山荘があり、クラスごとに2泊ぐらいして交友を深めるんです。山荘でのイベント以外にも、グループワークが多い学校なので、友達づくりは全く問題ありませんでした。

また、特徴的だなと思うのは、3日に1回席替えがあるということ。最初はめっちゃびっくりしましたが、クラスのみんなと話す機会が増えたので良かったなと思います。

基本的に部活は毎日あります。鷗友では部活のことを「班活動」と呼んでいます。活動時間やスケジュールは班によって違いますが、私の入っていたブラスバンド班は、ほぼ毎日練習がありました。

ブラスバンド班には中1から高2まで所属しているので、私のいた頃は100人を超えていました。人数は多いですが、年の離れた子に教える中で、コミュニケーション能力が絶対に身に付きます。中学生が慕ってくれるのは嬉しいですし、後輩が意見を言いやすい環境づくりを意識していました。中学生から高校生まで所属する部活っていうのは、貴重な経験だったなと思います。 

ちなみに、鷗友には制服のリボンを尊敬している先輩にもらうという文化があります。基本的には中1が先輩に頼むんですけど、バレンタインに頼む子もいれば、卒業のタイミングで頼む子もいました。そういう鷗友ならではの文化も、すごく楽しかったですね。

自信と仲間とのつながりを育ててくれた鷗友の日々

大学に入ってから、鷗友生で良かったと感じることがたくさんあります。

鷗友にはグループディスカッションやディベートなど、人前で発言する環境が整っていました。週に1回は必ず発表がある、というぐらいです。みんなの前で意見を言うのが盛んな学校だったので、入学当時は人見知りで、発表が苦手だった私も、卒業する頃には緊張しなくなっていました。そういう環境があったのは、鷗友の良いところですね。

また、友達と6年間一緒にいるというのも、すごく大きなことだと思っています。今でも何でも話せるのは中学・高校の友達です。大学の友達より、鷗友の友達のほうが頻繁に会っているほどです。悩んだときに本音で相談できる、いい友達ばかりです。

先生も話しやすい方ばかりで、進路相談や部活の話、最近あった話など、いろんな話をしていました。卒業後も何度も学校に遊びに行っていますが、そのときも必ず何人かOGがいますよ。