卒業生インタビュー

【口コミ情報】日本大学第二中学校・高等学校の卒業生インタビュー

2025.11.14

【口コミ情報】日本大学第二中学校・高等学校の卒業生インタビュー

卒業生に聞いた!

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通っていた学校

  • 日本大学第二中学校・高等学校

プロフィール

吹奏楽部に所属。卒業後の進路は学習院大学

※本記事は2025年11月6日におこなった取材をもとに執筆しています。

目次

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地元の公立中に懸念があり、親の勧めで中学受験を決意

中学受験をしたきっかけは、ほとんど親の勧めでした。
地元の公立中学校に通わせるのは、親として懸念があったようで…私自身も「その環境はちょっと不安だな」と感じる部分があったので、「受験してみよう」と。

そんな中で日大二中を選んだ理由は、二つあります。ひとつは偏差値が高校から上がってくるっていうレベル感の部分です。もうひとつは、自宅から西側に位置しているので、通勤ラッシュを避けられて通学が楽かなっていう部分です。

当時は厳しかった校則も、時代とともに変化

生徒の雰囲気としては「めちゃめちゃお金持ちが多い学校」っていうよりは、自分の家と同じぐらいの、いわゆる普通の家庭環境の子が多かったですね。

中学校舎は私の在学中に新しくなりましたが、高校校舎は昔のままだったので、そこまで充実しているわけではありませんでした。全体として「最新の校舎」という感じではないですね。食堂もありましたが、利用している人は少なかったです。お昼はお弁当を持参する生徒がほとんどでした。

校則は、私が通っていた当時はけっこう厳しかったんですよ。メイクも色つきリップも禁止で、スカート丈もチェックされました。でも、日大二中に通っている同級生の妹の話を聞く限り、今はだいぶゆるくなっているようです。今の子たちはメイクもしているという話を聞きます。

入学後に感じたギャップは、意外と生徒の学力差が大きいこと

日大二中はそれなりに偏差値が高い学校だったので、入学前は「みんな頭いいんだろうな」と思っていました。でも、実際に通ってみると、中間テストや期末テストで予想以上に高い順位を叩き出しちゃって…。「私でも上位に食い込めるんだ」とギャップを感じて、戸惑う部分もありました。

実際、勉強をすごく頑張る子もいれば、あまりやらない子もいました。先生たちも一人ひとりに合わせた対応で、勉強をしないからといって厳しく叱るようなことはありませんでしたね。ある意味、「自由」です。私はなるべくテストでも順位を下げないよう、勉強はしっかりしようという思いで6年間過ごしていました。

ちなみに、宿題の量は先生によって違います。また、赤点を取った場合は補習がありましたが、進学校にあるような、高いレベルを目指すための補習はありませんでした。

放課後は部活漬け!中・高合同で大所帯の吹奏楽部

みんな部活に入っているかというと、そうでもなくって。体育会系のノリが強いというわけでもないです。

私自身は吹奏楽部に所属し、放課後はほぼ部活漬けでした。強豪というほどではありませんでしたが、50〜60人ほどの大所帯で、とても活気のある部でしたよ。中高一貫で活動していたので、高校の先輩から指導を受けたり、一緒に演奏したりと、縦のつながりもありました。

土日は練習がなく、平日の放課後だけ活動するスタイルでしたが、コンクール前には合宿もありました。全員でバスに乗って移動し、泊まり込みで練習したのはいい思い出です。

より高みを目指して外部の大学へ。大学受験のサポートは物足りない部分も

日大系列の学校なので、約4割の生徒が日大へ進学します。残る2〜3割は外部大学へ推薦で進学、その他は一般受験で外部の大学を目指していました。私はもっと偏差値の高い大学に挑戦してみたいという気持ちがあり、外部の大学(学習院大学)に進学しました。

内部進学の場合は、高校1年生から毎年、進学のためのテストを通して学力が図られていました。高校生活の中で、定期的にチェックされる基準をクリアする必要があるんです。

高校2年から文系・理系にクラスが分かれますが、学力別ではなく完全にランダムです。そのため、外部受験を希望する身からすると、学校のサポートだけでは少し物足りない面もありました。今思うと、もう少し細かくクラスを分けてもよかったのでは…と思います。私の周りでは、特に大学受験を控えた高2以降は、塾に通っている人が多かった印象です。

中高6年間を通して感じたのは、「自由な学校」だったということです。服装のような目に見える部分が自由という意味ではなく、勉強する・しない、部活に打ち込む・打ち込まないなど、自分の意思で選択できる学校なのかなと思います。

部活にしても行事にしても、「青春したい」というタイプの子にはぴったりだと思います。

取材後記

今回の卒業生インタビューで印象に残ったのは、「自由」というキーワードです。

勉強も部活も進路も、自分で決められる自由さがあるからこそ、目標を見定め、行動していく自律心が求められそうです。最新の校則や進学事情などは、ぜひ学校説明会などで確かめてみてくださいね。